親知らずは抜歯するべきなの?
- 2025年10月15日
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■ 親知らずとは
大臼歯の中で最も後ろに位置する歯であり、第三大臼歯(だいさんだいきゅうし)が正式な名称で、智歯(ちし)とも呼ばれています。
親知らずは、上顎と下顎の左右1本ずつ、計4本。
しかし、全員が4本すべて生えるわけではなく、1本も生えない人もいます。
また、現代人は顎が退化して小さい人が多く親知らずが生えるスペースが十分ではないため、斜めや横向きに生えてきたり、歯茎の中に埋もれていたりすることが多いです。
そのため、歯並びや噛み合わせに影響したり、歯肉に炎症を引き起こしたりするなどトラブルを引き起こす原因になっています。
■ 親知らずが起こしうる他の歯や周囲への影響
親知らずの生え方によってはお口の中に様々な悪影響が出る可能性があります。
虫歯
親知らず周囲は歯ブラシが届きにくく、不潔になりやすいので虫歯になることが多いです。
また、親知らずが斜めや横向きに生えていると手前の歯との間に歯垢が溜まり、手前の歯も虫歯になることがあります。
歯並びの乱れ
親知らずは、まっすぐ生えることもあれば、歯のサイズに対して顎のサイズが小さい場合は、斜めや横向きに生えることがあります。
斜めや横向きで生えると、隣接する歯に圧力がかかり、歯並びが乱れることに繋がります。
智歯周囲炎
親知らずが部分的に生えていたり、埋伏していたりすると、周囲の歯肉が炎症を起こすことがあります。
これを智歯周囲炎と呼びます。歯肉が腫れ、痛みが出たり、口が開けずらくなったりと様々な症状が出ます。
■ 親知らずは抜歯するべきなの?
親知らずを抜歯するべきかは、生え方や症状の有無によって判断します。
抜歯したほうが良いケース
・歯肉が腫れて、炎症が繰り返される
・虫歯や歯周病になっている
・歯並びを乱すリスクが高い
・噛み合わせが悪くなっている
・隣の歯を押して圧力、負担がかかっている
このような症状がある場合は、一度歯科医院に相談してみましょう 😊