キシリトールの‟ココ”がスゴい!
そもそも…〝キシリトール″ってなに??
キシリトールは、「天然の甘味料」。
シラカバやカシなどの樹木から採れ、主にフィンランドで生産されています。
その安全性は、厚生労働省や国際的会合JECFAでも認められています。
また、私たちの食べている野菜や果物にも含まれている身近な素材です。
■キシリトールとむし歯予防
むし歯予防は、歯ブラシなどの道具を使って、毎日〝菌(プラーク)を取りのぞく″ことが基本です。
キシリトールはむし歯の原因菌(ミュータンス菌)に直接働きかけ、〝むし歯の原因そのものを弱らせる″ことでむし歯を予防します。
■善玉ミュータンス菌が優勢になる!
ミュータンス菌には、2種類あります。
むし歯をつくる力の強い〝悪玉菌″とむし歯をつくる力の弱い〝善玉菌″です。
キシリトールは、その〝悪玉菌″を減らすので善玉菌が優勢になり、むし歯になりにくいお口になります。
■ミュータンス菌が減る!
歯の表面につくプラーク(歯垢)は、ミュータンス菌のすみか。
キシリトールを取り続けることで、1年後にはミュータンス菌の数は〝半分以下″に。
さらに、2年後には〝4分の1″にまで減少します。
ミュータンス菌は糖分をエサにして、歯を溶かす「酸」を作り出します。
しかし、キシリトールから「酸」は〝まったく″作られません。
■ミュータンス菌がうつりにくくなる!妊婦さんにもオススメ!
キシリトールを妊娠6か月のお母さんが13か月間食べた研究では、生後1歳時点でお口にミュータンス菌がいた子どもは、キシリトールを食べたいないお母さんの子どもと比べて、〝4分の1以下″でした。
キシリトールは、ミュータンス菌をうつりにくくし、感染を予防します。
キシリトールをとることは大人だけでなく、〝子どものむし歯予防″にもつながるのです 。